C1 AIRPのアプローチ

今回はメジャーC1 AIRPです。
この方は立位と座位で、頭が大きく右に傾き右回旋の捻じれが入っていました。
胸鎖乳突筋はやや左が緊張し、
頚板状筋も左側が緊張していました。

頭部が左に傾いているせいか頚部は全体的に左側が緊張し、
タイトロンでは左側のC3~6あたりが温度が高く検出されたようです。

OCCに対するC1はR変位、
そして右回旋のLARPでした。

C2も右回旋が入っているようでCPBRと判断しました。

仰臥位での触診でも乳様突起の下にC2の椎体が確認でき
また乳様突起のやや後方にC1横突起を見つけることができました。
これらは頭部の左回旋とやや伸展位で確認しやすくなりました。
さらに後頭骨とC1後弓の間が狭くなっておりC1の下方変位、いわゆるAI変位をしていると判断しました。これはモーションパルペーションでもAI変位の動きをしていたのも判断材料の一つです。

さてリスティングはメジャーをC1 AIRPで取り、
コンタクトポイントはC1の後弓と後頭骨の間を広げるようにtorquをAIに入れながら
C1横突起のやや後方から侵入する様なLODでアプローチ。



波形の長さがPre赤Post黄で違うのは
Preの方がストレートネック気味だったので距離が長かったからです。
レスト後は頸椎カーブも表れて、計測距離が短くなってしまいました。

今回は頚部が右に傾いていたにもかかわらず
C1は水平を保とうとR変位していたんじゃないかなと思いました。
またはその逆か。

奥が深いですね、カイロプラクティック。





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