上部頸椎と頭痛のメカニズム 3
上部頸椎と頭痛
上部頸椎の施術は症状を緩和することのみが目的ではありません。とはいえ上部頸椎の施術で神経系の働きや骨格のバランスが自然に整うと、結果的に体を苦しめる症状が改善に向かう例は沢山あります。ここでは上部頸椎の関節のアライメントの問題が頭痛を起こすメカニズムと、その場合どのような検査結果になるのかを紹介します。
3. 頭頚部の傾き、回転、可動域
上部頸椎領域の関節にわずかな歪みが生じると、首や頭が左右どちらかに傾いていたり、頭部が右か左に回転して見えることがあります。
頭は意外に重く、成人で約4〜5kgほどあります。その頭が中心軸から5°傾くと2倍の重さが頚部の筋肉に掛かると言われています。頭が中心軸からズレた状態が長時間、毎日続くということは只でさえ弱い頚部の筋肉がさらに酷使されるということです。
筋緊張性頭痛を起こしている方の多くは、この様に頭部や頚部に歪みがあります。
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