サブラクセイション否定?

European Schools Sign Anti-Subluxation Position Statement.
ヨーロッパの6つのカイロプラクティック大学がサブラクセイション否定声明にサインをしたそうです。

理由は
「生命論的にサブラクセイションを教える事はサブラクセイションが病気(ここではdiseaseとなっています)の原因となる根拠を示していない。近代のカイロプラクティック・カリキュラムでは古典的な背景よりも前述したような内容を含んでいる、よって不適切であり不必要である。」
これはイギリスのGeneral Chiropractic Councilという組織が2010年に発表した声明文を踏襲しているようです。
「カイロプラクティックの椎骨サブラクセイションは古典的な概念である。しかし理論的なモデルは残っている。サブラクセイションは病気の原因 (ここでもdiseaseとなっていますが)となったり、健康関連となるには、なんの臨床的調査による根拠が示されていない。」

これらのカイロプラクティック大学はサブラクセイション否定派として、カイロプラクティックが薬剤処方できる権利を獲得することも視野に入れたプライマリー・ケアに変えていきたいんだそうです。

ふむ。なかな面白い。

そこまでしたらもうカイロプラクティックじゃなくて、オルソペディックメディカルドクターになっちゃいますね。
「古典的」カイロプラクティック派の僕としては突っ込みどころ満載ですが、
ここはカイロプラクティックの未来を考えて、古典的カイロプラクティックの概念を一つ一つ立証、修正して、カイロプラクティック哲学を実践し、人類の利益になるように進化させなければならないのではと思います。

そこでまず問題となっているサブラクセイションSubluxation。

サブラクセイションとは
「サブラクセイションとは、脱臼より少ない椎骨の変位で、それは一つの椎骨が上・下の関係において正常な位置より変位して、神経圧迫を起こし、メンタル・インパルスの伝達を妨害している状態である。」出典:上部頸椎カイロプラクティック 哲学・科学・芸術 賀来史同著
とされています。

そしてサブラクセイションの条件とは
1,上・下の関係において一つの椎骨の変位
2,脊柱管・神経孔の狭窄
3,神経圧迫
4,脳からのメンタル・インパルスの流れの妨害
です。

多分、この辺が問題なんでしょうね。

脱臼より少ない上・下の関係における椎骨の変位は、具体的に何をもたらすのか?何を基準に変位と呼ぶのか?
脊柱管・神経孔の狭窄は知覚運動異常などの医学的所見以外に何をもたらすのか?
神経圧迫はどの程度であれば臨床的に変化が見られるのか?
メンタルインパルス(これが一番難しいですが)、この存在をどう証明していくのか?

上部頸椎サブラクセイション(と判断している)をアジャストメントすると、血流、筋反射、姿勢反射に変化があるのは事実です。

が、より因果関係を立証していくようリサーチは必要ですね。

科学技術の発展、時代の変化とともに、
これらの「古典的な」サブラクセイションの概念を近代的に証明していくのが必要かもしれません。

メディカルと同じことをやっていても意味がありません。
人々の生活、健康のためにメディカルや他の領域では出来ないことをカイロプラクティックが補い、色んな方面からその人にその時に一番最適な方法を提供していったほうが良いのではないでしょうか。








お互い否定しあっても何も産まれません。
100%正しいこともありません。
立場は違えど、同じ人間。

協力して繁栄しましょう、カイロプラクティック。




コメント

このブログの人気の投稿

首の骨を確実に折る方法(閲覧注意)

目の不調も首から

サブラクセーションの時に何が起こっているのか?