サブラクセーションパターンの固定

サブラクセーションパターンは、
一度固定化されると、物理的なカイロプラクティックスラスト無しでは自然にアジャストメントされる事は殆どないとされています。

今回はサブラクセーションパターンが出現しているのにもかかわらず、
諸事情で上部頸椎へのカイロプラクティックスラスト(この場合ターグルリコイル)を行わなかった例です。

以下のグラフはこのクライアントさんのサブラクセーションパターンです。
この時、頸椎症候左陽性、頸部反射、チャレンジ等の検査などでもC1にサブラクセーションがある可能性が高いと判断されました。

しかしながらご本人の都合により施術は行いませんでした。
(スラストとアジャストメントとどう違うんやーっと、つっこまれると思います。話がややこしくなるので、今回から表現を定義しようと思います。
カイロプラクターによる上部頸椎への施術:スラスト/ターグルリコイル
クライアントさん自身のイネイトインテリジェンスによる椎骨の調整:アジャストメント
という事にします。)



そして約2週間後。
サブラクセーションパターンは残存したままでした。
この間、マッサージやその他の物理的刺激は加えられていません。
何かしたら、何か変わっていたかもしれませんが、
何もしていないので、何も変わっていません。
当たり前といえば当たり前なんですが、真のサブラクセーションでなければパターンは消失している事があります。
またサブラクセーションと同時に疼痛などの何かしらの症状があった場合、
パターンは残存していても症状は自然治癒してしまうことも良くあります。


そしてC1メジャーASLでスラスト。
もうちょっとという感じですが、後はイネイトアジャストメントに任せます。

いままでの経過を見るとこの方の場合は半年ぐらいこのままいい状態が保てると思います。

人体は変化しながら環境に適応し恒常性を維持します。
変化がなくなり固定され適応力が低下してしまうと様々な異常と言われる現象が起こる様です。
人体がその適応力を正常に発揮出来ているかどうかを調べています。

本当に楽しいですよ。カイロプラクティック。
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