アスリートにとっての頭部水平位維持のメリット

一流アスリートは、競技中、頭の位置が水平です。

それはアスリートが平衡感覚に優れているからです。



前回のブログでも論文を紹介したように
後頭下筋群による身体平衡感覚の調整は身体のバランスを維持するのにとても大切です。


















そのことについて日本アスリートリハビリテーショントレーナー協会のブログに
書いてあります。
そこから引用させていただきます

アスリートにとっての頭の位置
頭が水平に保たれることで、目の高さ、耳の高さは一定になります。 アスリートにとってバランス感覚は重要な能力です。バランス能力は「静止または動的動作における姿勢維持の能力」と定義されています。 またバランス能力とは、平衡機能、バランス感覚などと同義で姿勢の安定を保つ能力であり、筋収縮を巧みにコントロールする能力であるとしています。1) 姿勢維持の能力として機能するひとつに平衡感覚があります。 平衡感覚は、運動している時や重力に対して傾いた状態にある時にそれを察知する働きをしています。 人の身体の平衡感覚は前庭感覚、深部感覚、皮膚感覚、視覚が作用するといわれています。 アスリートはプレーしている動作、姿勢すべてにおいて平衡感覚を働かせています。平衡感覚を働かせることで、いま自分の身体がどの程度傾いているかを判断し次の動きに活かします。 一流アスリートは頭を水平に保ちバランス能力が維持され、プレー中も安定した身体の使い方が可能になります。

頭を水平に保つためには、頚部と頭蓋骨の間の筋肉がゆるんでいることが条件です。 頭蓋骨と頚部をつなぐ筋肉に後頭下筋群があります。 後頭下筋群とは 1.大後頭直筋 2.小後頭直筋 3.上頭斜筋 4.下頭斜筋 の4つの筋肉です。 後頭下筋群は頭部の伸展、回旋、側屈の作用があり、この作用が様々な姿勢をしたときに目線を水平に保つための調整をしています。そこで、後頭下筋群が固くなっていると頭は水平に保ちにくくなります。 JARTA講習会では、頸椎調整のテクニックを紹介しています。 参照) JARTAベーシックセミナー
引用終わり

後頭下筋群に過緊張があると
頭を回旋したり、頸部を側屈した際に、緊張側の脊柱起立筋が緊張し、体幹や骨盤のバランスが崩れます。
それがバランス感覚を乱し、状況に応じた適切な筋反射が出来なくなります。すなわち次の動作に移るスピードが落ちます。
パフォーマンスは低下し、ちょっとしたことでバランスを崩し、怪我しやすくなります。

後頭下筋群の付着している上部頸椎領域〜後頭骨、環椎、軸椎〜のアライメント異常、または可動域制限があると
例えば頭部を右回旋した場合に右半身の筋緊張が起こるような無意識下での筋収縮が起きたりします。僕はそれを頭頚部を側屈、回旋などさせた時の下肢長差や肩の高さの変化でチェックします。
また重心計に乗りながら、頭頚部を動かした際の動揺なども見ます。

バランスの良い人は、頭頚部の位置が変わっても、それに合わせ骨格のバランスを整え、体勢が維持できます。
それができる人は柔軟性があり筋反射が正常で、サブラクセイションも無い可能性が高いです。

一流アスリートや身体能力、バランス能力の高い人は、後頭下筋群の働きが良く、上部頸椎の関節の動きが良いです。当院にいらしたオリンピック選手の首も、とても柔らかかったのが印象的でした。




人体の仕組みを活かし
人の手によるナチュラルな方法で
必要な時、必要な量、正しい場所に、
最小限のアジャストメントで最大限に身体の機能を引き出す。
そしてクライアントさんとの心のつながりを大切に。
最後に笑顔になっていただくのがミッションです。


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