歯牙の支えと重心の変化

頭位と重心のバランスの変化をもう少し詳しく調べたくて
実験をしてみました。

頭蓋支持構造と足底支持構造に相似性があるという直立歯科医学研究会で学んだ事をヒントに、
上部頸椎サブラクセイションがあり、第一頸椎が右側方変位している被験者の上顎第一小臼歯を左右片方づつ下方から支えてみると、重心は変化するのか。
フットビューを使ってモニターしてみました。

一つ気づいたことは、左右どちらかの上顎第一小臼歯を下から支えた時に
反対側の後頭下筋群、特に大後頭直筋と下頭斜筋の弛緩が触診で確認できたことです。

この被験者は第一頸椎が右側方変位していたのもあり、直立姿勢において右側の後頭下筋群に緊張がみられました。左側の後頭下筋群には緊張はありませんでした。

右の上顎第一小臼歯を下から支えても、左の後頭下筋群は変化ありませんでしたが、右の後頭下筋群は緊張が強くなりました。すると重心は大きく左後方に傾きました。


左上顎第一小臼歯を下から支えると、右側の後頭下筋群はとても柔らかくなり、重心が前方中心に移動していきました。左側の後頭下筋群はあまり変化はありませんでした。

以上の事から、何らかの要素で後頭下筋群に緊張状態が続くと、体のバランスに影響を及ぼすのではないかと考えられます。
機能低下を伴う筋緊張は長時間の持続的なエキセントリック収縮によって引き起こされやすいという事実から
後頭下筋群が持続的に伸展され負荷が掛かるような状態(首を前に出すような姿勢、下を向き続けている姿勢、頭部の傾き、顎位の変位、環軸関節の回旋など)が頭頸部バランスを崩し、姿勢制御系に影響を及ぼしているのではないかと考える事も出来ます。

本当は筋緊張の程度を筋圧計などで数値化するとより信憑性の高いデータが得られるのではないかと思います。また上部頸椎や顎位の変位、後頭下筋群の緊張がない健常な被験者でデータを取り、何らかの方法で後頭下筋群を持続的に緊張させどのような変化が出るかを数百人規模で調べて行くと面白い事が分かるかも知れません。

今回は扉をほんの少しノックしたようなものですが、
これから一体どんな事が見えてくるのか、楽しみで仕方がありません。





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