60代 男性 身体の傾きとふらつき


この方は
ご自身は首の重さが気になるということでしたが

部分的な治療よりも
全体性を取り戻して頂いた方が
きっと将来的、10年15年経った時も
きっと元気でいられるのではないかと思い
ある提案をさせていただきました。

サブラクセイションはありませんが
この方は当初からずっと身体が左に傾き
重心も左、
すこし動揺もみられます。

ご本人曰く、散歩はよくするということでしたが、
これではやはり具合が良くありません。


(荷重率は左に62% 60%を越えた左右の不均等は筋骨格系に不調が起きやすい)
自分の意思で、無理やり重心を右にかけることも出来ますが、
それもちょっと不自然だし、そんな無理なことは長続きしません。

身体が左に傾き、重心が左にあるのは
長い年月をかけて、この方の中枢神経系に蓄積された姿勢パターンなのです。

ですから、このパターンを取り除き、さらに本来あるべき姿勢パターンを
中枢神経系に上書き?思い出させる事を?していかなくてはなりません。






今回はサブラクセイションはないので、
上書きのためのコアトレーニングを3分間やってもらいました。
自然に重心は中心に移動し
ふらつき動揺も小さくなり
体幹が安定してきました。
ご本人もあまりのあっけなさに驚いておられました。

しかし、これで終わりではありません。
パターンを中枢神経に無意識レベルにまで落とし込むには
日々の訓練が必要です。(といっても大した事しないんですが)

我々は生を受けてから現在まで
様々な経験や刺激を脳に受け、
脳(神経系)はそれに応じた反応パターンを形成し
無意識レベルで物事が瞬時に行えるようになっていきます。

あなたは運転免許を持っていますか?
初心者ドライバー頃は、ハンドル握るのに必死で、周りなんか全然見えていなかったと思います。歌を歌いながら高速を飛ばしたり、ましてやケータイで電話しながら運転なんかできなかっただろうと思います。
でも、一旦車のための操作の一連のパターンが中枢神経に組み込まれると
ほとんど考えずに運転が出来てしまいます。

姿勢も同じ。
猫背、傾き、身体の捻れや傾きは
そのほとんどが中枢神経に組み込まれた無意識のパターンかもしれません。

なので、神経系のパターンを正常化、リセットし
新しいパターンを組み込むために
脳(中枢神経)を再教育していく必要があります。
きっと無意識に身体はバランスのとれた状態を維持し続けることができるでしょう。


身体の使い方が無意識に良くなれば
少なくとも筋骨格系の不調(肩こり、腰痛、関節痛)は防げるのではないでしょうか
となれば、それらから関連して起こる関節の変形、頭痛や疲労感なども発症しにくくなるのではないでしょうか。

不自然な身体の状態のまま手を加えるのではなく
自然な状態に戻して、自分の生命力に委ねる。

-----------------------------------------------------------------------------------------

当院では身体の中枢神経パターンを分析し
必要があればアジャストメントや生活のアドバイスをしています。
まつもと上部頸椎 カイロプラクティック・接骨院
中枢神経パターンとサブラクセイション分析 ¥2,160
アジャストメント ¥5,400
予約制 076-272-8655
www.matsumoto-atlas.com


ニュースレター配信中↓

コメント

人気の投稿