痛みがあるのに首を調整しなくていいんですか？

というクライアントさんの質問です。

僕は毎回クライアントさんの背骨を検査して
背骨の表面温度の乱れや、手足のズレ、姿勢反射などの一定の条件が揃っていなければ
上部頸椎への施術は行いません。

それはそのクライアントさんの健康、生命力がご本人の意思によって如何様にも実現でき、表現することが出来るということです。

もっと簡単に言うと、あなたには治る力は十分に働いていますよ。って事です。

痛みは背骨が歪んでいても歪んでいなくても起こる事があります。
体が壊れていくときにも治っていくときにも痛みが起きます。
痛みはカイロプラクティックを施術するかどうかの判断基準にはならないのです。
言い換えると、カイロプラクティックだけでは痛みを改善する事は難しいのです。
そもそもカイロプラクティックは痛みの治療として生まれたわけではありません。
痛みがあっても背骨に問題がなければカイロプラクティックのしようがないのです。


体に痛みやしびれなどの不調がある場合は
まず病院などで体に重大な問題がないかを検査してもらいましょう。
次にご自身の姿勢や運動習慣、体を休ませているか、睡眠はちゃんと取れているか精神的なストレスはあるか確認しましょう。
それでも問題がなければいよいよ代替療法の出番です。

病院の検査で重篤な疾患がなければ痛みはほとんどの場合、筋肉などの軟部組織の問題です。

筋肉や筋膜などに対する鍼灸や温熱療法、電気療法、運動療法がよく効くでしょう。

じゃあ痛いときは首のカイロプラクティックはしてくれないんですか？って事ですが
クライアントさんで痛みは強いけどカイロプラクティックの検査では問題がない人には僕はカイロプラクティックはやらず筋肉や筋膜の治療をします。結構良くなりますよ。

病院の検査でも異常がない、筋肉などの軟部組織にも問題がない（炎症、圧痛、運動時痛、拘縮や緊張も何もない）場合でサブラクセイションがある場合は
上部頸椎のカイロプラクティックで不思議と痛みが無くなっていくケースもあります。

なのでもしあなたが痛みをなんとかしたいという場合は
体の機能がちゃんと働いているか、関節可動域いっぱいに動かせるか、体をちゃんといたわっているか、体を適切に支えているかを確認していく様にしてみてください。
もちろん思考と栄養も大切です。