C2 ESRのアプローチ

今回はメジャーC2のESR変位です。
E:entire
S:segment
R:right
という意味で、C2全体がC1に対して右に変位しているという意味です。

C2は触診しやすく、リスティングも出しやすいかと思います。
C2メジャーの場合は頸椎症候が両側陽性なことが多いです。
頸椎症候とは、クライアントが伏臥位、または仰臥位のとき
頭部を回旋させると骨盤が動き、下肢長差が現れる検査です。

結構C1を触っているつもりでも実はC2触っている人も多いと思います。
C1のリスティングでC2にコンタクトしている人もいます。
サイドポスチャーでは、結構そういうことがあるので気をつけなければいけません。
ここで正確にC2の触診とC2のリスティングが出せると強力です。

初回時のグラフです。
C2:ESR
頸部右側の緊張も強く、C2あたりのグラフも右に偏移しています。
それにしても結構な波形の乱れ。
どうなることやら。

サイドポスチャーテーブルでC2:ESRにターグル・リコイル。
レスト40分後の波形です。
少し変化してきましたね。


2週間後のスパインチェック。
お、いい感じになってきました。
ノー・アジャストです。


さらに約一ヶ月後。
だいぶ変わりましたね。
C1だけがメジャーではありません。
C2もしっかり見ていきましょう。




B.J.クリニックのリサーチでは
C2メジャーの割合は少ないですが、
僕の臨床では結構多い気がします。

最小限のアプローチで
全身が変わっていくのは面白いです。
やめられません。カイロプラクティック。

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