「間違っていた痛みの医学」加茂先生の講演を聴いてきました。

ずいぶん長く石川県に住んでいるのに

こんな凄い先生が近くにいらっしゃった事を初めて知りました。
いや、本やトリガーポイントの話はよく聞きますが、
加茂先生が小松にいらっしゃることを初めて知りました。

小松市の加茂整形外科医院 加茂淳先生。
先生のホームページ


筋骨格系の痛みは脊椎損傷(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症)などからくるのではなく
生物・心理・社会的環境の変化による筋スパズムからくるものであるという理論で
多くの慢性疼痛の患者さんを救っておられる先生です。

事実、
椎間板ヘルニアがあっても症状がない人もいるし
脊柱管狭窄症と画像診断されてもなんともない人も大勢いらっしゃいます。
要は構造的な異常、破綻が必ずしも痛みなどの症状と結びつかないというわけです。

このような考えは、代替医療をされている臨床家の方が昔から知っていた事でが
世間一般にはまだ広く知られていません。
「腰痛はヘルニアからくる。脊柱管狭窄症だから腰が痛い。」
と深く洗脳?教育されているからです。

これは現代医療や医療従事者が悪いのではなく
医療従事者側も、そう教育されてきているからです。

必要のない手術を勧める側も、良かれと思って勧めているわけなので
医療を受ける側も、きちんと勉強して正しい知識を持たなければなりません。

さて、なぜ上部頸椎カイロプラクターの僕が、このような講演を聴きに行ったかというと、
単純にいろんな事を知りたいからです。
そして加茂先生の理論が長崎の叔父(整形外科)とよく似ていた事もあります。
そして日々向き合っているクライアントさんの役に立てればと思ったからです。

僕らは「治療」や「診断」はしませんが、
ある程度の医学知識を持っていないと、人間の体の話はできません。
ましてやいろんな病院治療院でも治らなかった人が当院に来ると言うパターンが一番多いです。
そしてそういう方はいろんな話や情報に振り回され、不安でいっぱいなケースがほとんど。
そんな時に正しい知識で正しい体のメカニズムをわかりやすくお伝えする事が出来たら
クライアントさんの安心感が引き出せます。
加茂先生もおっしゃっていましたが、安心こそが最高の治療かもしれません。
痛みは脳で感じています。
脳を含め、中枢神経システムが恐れや不安によって機能低下に陥ると、痛みだけでなく、自然治癒力も低下するかも知れません。

恐怖や不安で人を縛り付けるのではなく、
安心で人を解放し自由にすること。
それが人を癒す。

今回の加茂先生の講演で、私はそう感じました。

僕も日々の仕事で
検査をし、神経システムがとバランスに問題がなければ体は正常に機能しているとお伝えし、自分の体の声に耳を傾け、安心して自分の治癒力に体を委ねていただくようにしています。
(もちろん、痛み自体が恐怖で不安な人はその痛みをトリガーポイントや鍼灸でなど低侵襲で低頻度に限った方法で取り除くのも必要です。そんな時は信頼出来る病院や鍼灸院を紹介したいと思います)

これからもカイロプラクティックを通して、
安心によって人々を解放し自由にしていければと思います。

それにしても人の体って、素晴らしくて面白いですね。

講演会の後の懇親会では、加茂先生を囲んで
石川県をはじめとした福井、富山の鍼灸の先生方と
楽しいお酒とお話で盛り上がりました。(ブログでお伝えできませんが‥)
みなさんアツい先生ばかりで本当に有意義でした。

今回お誘いくださった、岩田社長をはじめ、株式会社トランスパレンスの皆様ありがとうございました。


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