何やってるの松本さん。
私は今年から接骨鍼灸院を経営しています。
今までやってきた上部頸椎カイロプラクティックから180度の転換です。
最初は戸惑いもありましたが
今はそうして良かったと心から思います。
なぜなら上部頸椎カイロプラクティックの「症状は見ない」
というスタンスを貫く事と
経営とが両立しているからです。
私はそんなに心が強くありません。
そんな私がクライアントさんの悩みを聞くと、やっぱり何とかしてあげたくなる。
自分の持っている知識や技術を全部出したくなる。
でもカイロプラクティックの立場で考えると
それは私のエゴであり、イネイト・インテリジェンスを無視した行動です。
症状が良くなると思って期待して来られたクライアントさんは
「ここでは症状を見ない」と言われたら
正直がっかりしたでしょう。
首で全部治るんじゃなかったの?
そう思わせるのは我々カイロプラクターの表現の仕方にあるかもしれません。
全ての不調の原因は「首」であると。
カイロプラクティックも矛盾しているかもしれません。
「病気や症状を見ない」「見るのは脊柱サブラクセイションのみ」と言っておきながら
不調の原因はサブラクセイションであると言っているのです。
不調とは体の不調。健康ではないという事です。健康ではないという事は何かしらの「症状」があるわけですからクライアントさんが不調の改善をカイロプラクティックに期待するのは当然の事です。
純粋に、シンプルにカイロプラクティックを行うには
医療と切り離すべきというのが原理的な主張です。
しかし人の体に触れ、神経云々の話をしている時点で医学の話をしているのです。
話を戻しますが
上部頸椎カイロプラクティックでは本当は病気や症状を分析したり、それらの改善を期待する事はありません。
ですから病気や症状の改善を期待する方には
それに対応した施術を行います。
たまに病気や症状の改善など期待せず、自分の肉体のパフォーマンスを最大限に活用したいと考える方がいらっしゃいます。
そんな方には迷わず上部頸椎カイロプラクティックを勧めます。
また、上部頸椎カイロプラクティックを症状の改善に利用したいという方には
「良くなるかどうかは分からないので、あまり期待しないでください」と説明してあげることが出来ます。
ですからほとんどカイロプラクティックを行わなくても
現在は経営が出来ます。
急性症状は柔道整復術
慢性症状は鍼灸やその他の手技
サブラクセイションにはカイロプラクティック。
暫くはこんな感じでやっています。
コメント
コメントを投稿