直立歯科医学研究大会 札幌

9/22,23と
札幌で行われた直立歯科研究大会で

教育講演として上部頸椎の機能と解剖、そして上部頸椎カイロプラクティックのことについてお話をさせていただきました。

以前から頸椎の歪みと、顎関節の関係は知られてはいますが
実際のところどうなのかという公のリサーチはなされていないので
まだまだこれからの領域です。

しかし今回は金沢市鞍月のデンタルオフィス大森の院長、大森先生のCT分析で

歯科治療後(普通の治療ではなく、直立歯科医学的な治療)
に第二頸椎に対して第一頸椎が回旋して行き

次第に頭頸軸が揃っていく様子が見れました。

理学療法士の古泉先生は
口開閉時に頭と顎が逆に回旋する様子をお話してくれました。

また、埼玉県の岩前先生のCT分析でも
歯科治療後に後頭骨の大後頭孔と環椎の椎間孔の位置がずれていた場所から
次第に揃ってゆく経過も見れました。

これはきっと逆のパターンもあるはずです。

体癖、悪習慣、偏った動きが
頭頸部の回旋や左右の傾き、頭部前突姿勢を作ってしまい

少しづつ口腔のバランスも崩してしまうケースもあるでしょう。


上部頸椎カイロプラクティックでは
後頭骨〜環椎〜軸椎間の位置を重力下でなるべく大きな歪みのない状態にし
環軸関節の動きをつけてゆくことで

全身の筋制御の協調性、そして平衡バランス、中枢神経系や循環器系の働きを
改善しています。

これは言い換えると、地球上で
人間が重力という自然の力と調和する事に他なりません。
(僕は重力というユニバーサル・フォースに、調和する力もイネイト・インテリジェンスだと思います。もちろんバランスを崩しながら生命を維持する力もイネイト・インテリジェンスなのでしょう)

カイロプラクティックが生まれた100年以上前は
まだはっきりとしなかった事が

今、なんと歯科医師の先生方が解明しようとしているのではないかと思います。

カイロプラクターも、整体師も、その他鍼灸師や理学療法士も

自分たちの療法やアプローチだけでは壁に当たる事が多いかと思います。

カイロプラクティックはフィロソフィー、サイエンス、アートだと言われますが
フィロソフィーやアートだけに偏る傾向があります。

これからは様々な分野から生命という振る舞いを検証し

サイエンスしていく事が

フィロソフィーとアートをより際立たせてくれるのではないかと思います。

課題は山積していますが

その分楽しみが増えました!

立派な感謝状をいただきました!
こちらこそ貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました!


このイラストがとても素敵です!


まつもと上部頸椎カイロプラクティック
http://www.matsumoto-atlas.com

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